第13弾「キャラクター紹介編」 で3兄弟のキャラを、第14弾「データ比較編」 でカタログスペックの違いを見てきました。

今回はいよいよ、シリーズで一番気になるテーマ——

「実際の生活に当てはめたら、3兄弟ってどれだけ違いが出るの?」 🧮

我が家のリアル走行データ(月1,700km・年20,000km)を使って、サクラ・リーフB7・アリアB9 を仮想インストールして、月の電気代+年間の自動車税 までガッツリ計算してみました。

結論を先に言うと、年間で約5万円の差 が出ます。そして、軽EVサクラの強さは「電気代の安さ」だけじゃないことが、この計算でハッキリ見えました🌸

① 我が家の生活データを公開します🏠

まずはシミュレーションの前提となる、我が家のリアルな走行データから。

基本データ(2026年4〜5月の実績)

項目数値
月の走行距離約1,700km
年間走行距離(換算)約20,000km
通勤距離片道32km・往復64km
平日通勤頻度週5日(月20日)
週末の主な用途子供の習い事送迎・買い物・たまの遠出
平均電費(サクラ実走)8.0km/kWh

月の走行内訳(ざっくり)

  • 平日通勤:64km × 20日 = 約1,280km
  • 週末+送迎:約300〜400km
  • 月1〜2回の遠出(実家帰省・遠出の買い物):100〜200km

ありがちな共働きファミリーの走行パターンだと思います。特別たくさん走るわけでも、ほとんど乗らないわけでもない、普通の月 です。

我が家の現状:エクシーガ+サクラの2台持ち

ちなみに我が家は 「ガソリン車(スバル エクシーガ)+ 軽EV(サクラ)」 の2台持ちです。

役割分担はこんな感じ👇

  • 基本はサクラで全部 やる(通勤・送迎・買い物・短〜中距離の遠出)
  • エクシーガを使うのは限定的
    • 夫婦の予定が重なって妻がサクラを使えない時
    • スキー(大荷物+雪道)
    • 大量の荷物がある遠出
    • 5人以上の人の乗車

つまり 走行距離の8〜9割はサクラ が引き受けている、という前提でシミュレーションします。

それでは、この生活に3兄弟を入れたらどうなるか見ていきましょう。

② 🌸 もしサクラだったら(我が家の現実)

まずはサクラ。これは「もし」ではなく、そのまま我が家のリアル です。

月のコスト(実績ベース)

項目数値
月の走行距離1,700km
公式電費約124Wh/km
月の使用電力量約211kWh(バッテリー)
月の電気代約6,900円(夜間28.85円/kWh)
1kmあたり約4.1円

📎 参考:日産公式・サクラ補助金・優遇策

充電パターン

  • 自宅で 23時から夜間電力タイマー充電(3kW)
  • 1日の使用量は約4〜10kWh → 一晩で十分回復 🌙
  • 外部充電カード:未契約・未使用
  • 急速充電:実家に帰省した時にイオンで充電

遠出の実例

  • 5/6:実家(千葉県)まで92km → 数字上は往復できるが心配なのでイオンで急速充電、帰宅後に自宅充電
  • 5/27:子供の送迎9km → 短距離過ぎて電費悪化したがコスト的には誤差
  • 普段の最長記録:80km/日くらいまでは何の問題もなし

サクラの「我が家フィット感」

3年乗っての実感を一言で言うと、「軽自動車サイズの取り回しやすさ × EVの静かさと加速 × 自宅完結の充電」 の3点セットがそのまま日常にハマっています。

困ったことが本当にない、というのが正直なところです🌸

③ ⚡ もしリーフB7だったら(IFシミュレーション)

ここから「もし」ですね。我が家の走行パターンを リーフB7(78kWhモデル) に当てはめてみます。

月のコスト(試算)

項目数値
月の走行距離1,700km
公式電費約130Wh/km
月の使用電力量約221kWh(バッテリー)
月の電気代約7,250円
1kmあたり約4.3円

📎 参考:日産公式・新型リーフ航続距離・充電

サクラの6,900円と比べて +350円/月程度。つまり 電気代だけで見ると、サクラもリーフB7もほぼ同じ という結果になります。

自宅充電のリアル

  • 1日の使用量(平日通勤64km分)= 約8.3kWh
  • 3kW充電だと約3.1時間で日々の補充は完了 → 問題なし
  • ただし「カラッポから満タン」には約29時間かかる → 深夜帯(23-7時の8時間)では絶対に終わらない

→ 普段使いは大丈夫だけど、たまに「明日いきなり遠出」みたいな時にフルチャージが間に合わない ことがあり得ます。これは第14弾でも書いた通り。

リーフB7の「我が家フィット感」

  • ✅ 大容量バッテリー(航続560km実走)なので、スキーや実家帰省ならエクシーガなしで完結 できる
  • ✅ 5ナンバー普通車サイズ・5人乗車OK
  • 車体サイズが大きい → 軽自動車専用の駐車場・狭い道ではサクラほど気軽に動けない
  • 新車価格約438万円〜(補助金後310万〜)→ 中古サクラ150万との差はやはり大きい
  • ⚠️ プロパイロット標準だが、運転支援を活用できる長距離高速の頻度が我が家では少ない

「リーフ1台で2台持ちを解消できる魅力」はあるが、コスト差をペイできるかは微妙 という見立てです🤔

④ 🚙 もしアリアB9だったら(IFシミュレーション)

最後、SUVクロスオーバーの アリアB9(91kWhモデル) で同じ計算をします。

月のコスト(試算)

項目数値
月の走行距離1,700km
公式電費約171Wh/km
月の使用電力量約291kWh(バッテリー)
月の電気代約9,530円
1kmあたり約5.6円

📎 参考:日産公式・アリア航続距離・充電

サクラの6,900円と比べて +2,630円/月年間+31,560円 という結果。電費(Wh/km)の差がそのまま電気代に効いてきます。

自宅充電のリアル

  • 1日の通勤分(64km)= 約11kWh → 3kW充電で約4時間 → 日々は大丈夫
  • 満タンには34.5時間 → 2晩かけてやっと完了 という規模感
  • →「自宅充電だけで生活完結」できるが、サクラほどの “気軽さ” はない

アリアB9の「我が家フィット感」

  • プロパイロット2.0で長距離高速が圧倒的にラク(同一車線手放し運転)
  • e-4ORCE 4WDで雪道強い → スキー大好き家庭にハマる
  • ✅ プレミアムSUVの所有満足感
  • 車体価格約790万円〜(補助金後650万〜)→ サクラの 4倍以上の価格
  • ❌ サイズが大きく、軽自動車スペースには停められない
  • ❌ 我が家の通勤32km×往復程度には、明らかにオーバースペック

「これは長距離高速+スキーがメインの家庭の最適解」 で、我が家のような通勤メイン家庭にはミスマッチが目立つ印象です🤔

⑤ 🏆 月の電気代+年間の自動車税で総まとめ

ここがこの記事のキモです。電気代だけでなく、軽自動車税の優位性まで含めて 比べてみましょう。

月の電気代だけだと…

車種月の電気代年換算サクラとの差
🌸 サクラ6,900円82,800円± 0円
⚡ リーフB77,250円87,000円+4,200円
🚙 アリアB99,530円114,360円+31,560円

リーフB7は 電気代だけならサクラとほぼ同じ。ここまでは第14弾でお伝えした通りです。

軽自動車税という「もう一つの差」

ここで効いてくるのが 自動車税種別割👇

区分税率
🌸 軽自動車(サクラ)年7,200円
⚡ 普通車 1.0L〜1.5L相当(リーフB7・電気自動車)約30,500円
🚙 普通車 1.5L〜2.0L相当(アリアB9・電気自動車)約36,000円

※電気自動車は法定上「総排気量0L」ですが、実務的には「車格相当」のクラスで自動車税が課されます(自治体・年式により若干変動あり)。

電気代+自動車税の年間総コスト

車種電気代/年自動車税合計サクラとの差
🌸 サクラ82,800円7,200円90,000円± 0円
⚡ リーフB787,000円30,500円117,500円+27,500円
🚙 アリアB9114,360円36,000円150,360円+60,360円

サクラとアリアB9の差、年間約6万360円。10年乗ったら60万円超。

電気代だけ見ると「ほぼ同じ」だったリーフB7も、軽自動車税の差を入れた瞬間に年27,500円の差 が生まれます。

これが軽EVサクラの 「隠れた優位性」 です🌸

💡 補足:実際にはこの上に「任意保険」「車検費用」「メンテナンス」「初期購入費」も乗ってきます。これらを全部入れると、サクラと普通車EVの差はさらに2〜3倍に広がります(重い試算は別記事で)。

⑥ 「ハマる家庭像」3パターン

3兄弟を実生活に当てはめてみて見えてきた、それぞれが正解になる家庭 はこんな感じです👇

🌸 サクラが正解な家庭

  • 通勤片道30km以内 で、ほぼ自宅近辺で生活が回る
  • 自宅で充電できる戸建て or 専用充電スペース付きマンション
  • 遠出は別途ガソリン車に任せられる、または滅多にしない
  • 軽自動車サイズで取り回しが効く方が嬉しい
  • 補助金活用で200万円前後に抑えたい

我が家はここ。EV1台で生活が完結します。

⚡ リーフB7が正解な家庭

  • 通勤片道30〜60km くらい
  • 月数回の遠出(片道100〜200km)あり
  • 「EV1台で全部やりたい」「2台持ちはしたくない」
  • 5人家族 or 普通車サイズが必要
  • 急速充電カードに月額を払ってでも遠出を電気で行きたい

「EV1台主義の都市部ファミリー」 にハマるイメージ。

🚙 アリアB9が正解な家庭

  • 高速道路を月数回以上使う長距離ライフ
  • スキー・雪国遠征が多く、4WDが必須
  • 運転支援(プロパイロット2.0)の恩恵を最大化したい
  • SUVのサイズと所有満足感が欲しい
  • 車に予算をしっかりかけられる

「アクティブ&プレミアム志向の遠出ファミリー」 が最適解。

⑦ 結論:「2台持ち(ガソリン車+軽EV)」という選択肢🌸

ここまでシミュレーションしてきて、我が家の生活感でたどり着いた結論を共有させてください。

EV1台で全部やろうとしない、という発想

EVを検討する人の多くが、無意識に 「今ある1台をそのままEVに置き換える」 ことを前提にしています。

でも、「ガソリン車1台 + 軽EV1台」の2台持ち という選択肢が、実はかなり強いんです。

我が家の選択:エクシーガ(ガソリン車)+サクラ(軽EV)の理由

用途担当理由
平日通勤🌸 サクラ電気代4.1円/km・自宅充電だけで完結
週末送迎・買い物🌸 サクラ軽自動車サイズの取り回し
中距離遠出(〜100km)🌸 サクラ余裕で往復可能・帰宅後に自宅充電
スキー(雪道+大荷物)エクシーガ4WD+積載量
長距離遠出(200km〜)エクシーガ急速充電ストレスがない
妻がサクラ使用中の予備エクシーガ2台目としての保険

つまり 「ヘビーユースの8〜9割を一番安い軽EVに任せ、残り1〜2割だけガソリン車」 という割り振り。

「2台持ち」vs「1台持ち」のコスト比較(ざっくり)

プラン月電気代月ガソリン代自動車税×2合計(月)
ガソリン車2台(普通車+軽)0円約2.5万円約3.7万円/年約2.5万円+税3.1k
ガソリン車+サクラ(我が家)約6,900円約5,000円約3.7万円/年約1.2万円+税3.1k
リーフB7 1台約7,250円0円約3.0万円/年約7,250円+税2.5k
アリアB9 1台約9,530円0円約3.6万円/年約9,530円+税3.0k

「ガソリン2台」 と比べると我が家は月1.4万円も浮く。一方で「リーフ1台」よりは少しコストが嵩む——でも 「いつでも遠出できる安心感」 がプライスレスで手に入る、と捉えています。

我が家の結論

  • 「EV専門ブログ運営者が結局2台持ちかよ」 と思われるかもしれませんが、これがリアルです
  • 子供がいて、習い事の送迎があって、年に数十回スキーに行く、そんな普通の家庭の最適解はこの組み合わせでした
  • 「サクラ1台でいい家庭」「アリア1台でいい家庭」も等しく正解 だと思います。生活パターン次第🌸

⑧ 次回予告:第16弾「EVテクノロジー編」

「シミュレーションは分かったけど、技術的な面ではどう違うの?」

次回は EVならではの先進技術 にフォーカスします👇

  • 🤖 プロパイロット2.0(アリアの目玉機能)って実際どう?
  • 🔌 V2H(家への給電) が標準装備のアリアと、ないサクラの差は?
  • e-Pedal(ワンペダル運転)が3兄弟でどう違うか
  • 🛡️ 自動ブレーキ・運転支援 3兄弟比較

3年間サクラに乗って気づいた「これが軽EVにしては凄い」「ここは普通車EVが羨ましい」を素直に語ります🚗

→ 🔗 第16弾:サクラ・リーフ・アリア——EVってガソリン車と何が違う?3兄弟で見るEVテクノロジー入門