先日、家族で2泊3日の旅行に出かけました。新幹線での移動だったので、わが家のサクラは最寄り駅のコインパーキングで丸2日間のお留守番です。
そこでふと思ったんです。「EVって、停めておくだけでバッテリーが減るんじゃないの?」——これ、EVに乗っていない友人からもよく聞かれる質問ですし、実は私自身も気になっていました。というのも、過去に駐車しただけで1〜2%減った日が実際にあったからです🔋
64時間の放置は、わが家のサクラでは過去最長。せっかくなので駐車直前と戻った直後のメーターを記録して、実験してみました。
✅ 結論:64時間置いて、98%のまま。1%も減らなかった
| 日時 | 残量 | オドメーター | |
|---|---|---|---|
| 🅿️ 駐車開始 | 8/6(木)5:48 | 98% | 26,257km |
| 🔑 戻ってREADY直後 | 8/8(土)21:24 | 98% | 26,257km |
| 経過時間 | 約64時間(2泊3日) | 減少 0% | — |


結果はこの通りです。この2日間は日中の最高気温が35℃前後の猛暑日。屋根なしの平面駐車場で、炎天下に丸2日さらされていた条件です。「戻ったら2〜3%は減っているだろう」と予想していたのですが、メーターは出発時と同じ98%を表示していました。
📊 実は過去には「減った日」もある
じゃあEVは放置しても減らないのかというと、そう単純でもありません。わが家の記録では、同じ車なのに減った日と減らなかった日の両方があるんです。
| 日付 | 駐車の条件 | 時間 | 減少 |
|---|---|---|---|
| 7/19 | 職場の駐車場(日中) | 約半日 | −1% |
| 7/26 | 駅の駐車場 | 約24時間 | −2% |
| 8/2 | 職場の駐車場(日中) | 約半日 | −1% |
| 8/5 | 職場の駐車場(昼〜夜) | 約12時間半 | 0% |
| 今回 | 駅の駐車場(猛暑2日間) | 約64時間 | 0% |
時間が長いほど減るわけでもなく、暑い日ほど減るわけでもない。むしろいちばん長くて暑かった今回がゼロという、予想を裏切る結果になりました。
🤔 なぜ今回は減らなかったのか——正直、断定はできません
考えられる理由をいくつか挙げてみます。
- 残量%表示は丸められている:たとえば実際は98.9%→98.1%と0.8%減っていても、表示上はどちらも「98%」。減った日と減らなかった日の差は、この丸めの範囲内かもしれません
- システムの起動が絡んだ可能性:過去に減った日は、いずれも通勤などで「乗る直前・直後」の観測。ドアロック解除やシステム起動でわずかに電力を使った可能性があります
- 駐車中の消費はもともと小さい:走行用バッテリーは駐車中ほぼ遮断されていて、待機電力は主に12Vバッテリー側。数日レベルでは誤差の範囲に収まるようです
- スマホホルダーは挿しっぱなしだった:実験条件をそろえるため、ワイヤレス充電スマホホルダーは電源に繋いだまま駐車しました。それでも減少ゼロ。サクラは電源OFF中はアクセサリー電源も切れるので、駐車中は通電していなかったと考えられます(ホルダーの詳細はサクラにワイヤレス充電スマホホルダーを付けてみたで書いています)
メーター表示の仕組みについては、航続可能距離表示の正体を145枚の写真で調べた記事でも書きましたが、サクラの表示は思っている以上に「実測ベース」です。今回の98%も、少なくとも表示上は本当に減っていなかった、ということになります。
実用上の結論はシンプルです。数日の旅行くらいなら、EVの残量はほぼ気にしなくていい。これが64時間の実測で得られた答えでした。
🚉 EVでパーク&ライドしてみて
今回は家→駅2km、駅→家2kmをサクラで移動しました。電気代は往復で約26円。駐車場代は2泊3日で1800円でした。
それより実感したのは、帰着した夜の安心感です。旅行明けの疲れた夜、ガソリン車なら「帰りにスタンドに寄らなきゃ」となる場面でも、EVは残量98%でそのまま帰宅→自宅で充電。旅の最後に給油の心配がないのは、地味だけど確かなメリットでした😌

❓ よくある質問
Q. EVは駐車しておくだけでバッテリーが減りますか?
わが家の実測では、64時間(2泊3日)の駐車で減少0%でした。過去の観測でも1日1〜2%程度で、数日の旅行レベルなら実用上の心配はいりません。ただし数週間〜数か月の長期放置は、駆動用より先に12Vバッテリーが上がるリスクがあります。実はJAFのEV出動理由でも12Vバッテリー上がりは2位。詳しくはEVが電欠したらどうなる?の記事で書いています。
Q. 真夏の炎天下に停めるのはバッテリーに悪くない?
高温がリチウムイオン電池に優しくないのは事実ですが、今回は最高35℃前後の猛暑2日間でも残量の減少はゼロでした。劣化への長期的な影響は、LeafSpyでのバッテリー健康度(SOH)測定で定点観測を続けて確かめていきます。
Q. ほぼ満充電のまま停めても大丈夫?
今回は98%で駐車しました。一般に長期保管なら50〜80%程度が良いと言われますが、数日であれば気にしすぎなくていい、というのがわが家の運用です。旅行前夜に普段どおりタイマー充電して、そのまま駅へ——特別な準備は何もしませんでした。
✅ まとめ:旅行でEVを駅に置くのは「あり」
- 64時間・真夏の駅駐車で残量減少0%(98%→98%)
- 過去には1日1〜2%減った日もある=表示の丸めや観測条件の範囲内
- 数日の旅行なら残量の心配は実用上不要
- 長期放置は別問題(12Vバッテリー上がりに注意)
- 帰着時に「そのまま帰れる」のがEVパーク&ライドの隠れたメリット
「EVは停めておくだけで減るんでしょ?」と聞かれたら、これからはこう答えようと思います。「2泊3日置いたけど、1%も減らなかったよ」と😊
📖 ちなみにこの2泊3日はUSJ旅行でした。エクスプレスパスが完売していたのにJTBの窓口で確保できた予約の顛末はこちら。
👉 USJのエクスプレスパスが完売…でもJTBの窓口で取れた——初めてのUSJ、家族4人の予約体験記