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中古でサクラを買ってから、ずっと心の隅に引っかかっていたことがあります。「前のオーナーさん、急速充電を何回使っていたのかな。」——。

以前の記事「中古EVを買うときの注意点」で、「中古EVは走行距離よりバッテリーの状態(SOH)と急速充電回数を見るべき」と書いた張本人なのに、実は自分の車を測ったことがなかったんです😅 今回、1,980円のアダプタとアプリでついに答え合わせをしてきました。結論から言うと——不安は完全に杞憂となりました。

🔧 用意したもの:合計5,000円ちょっと

  • ELM327 WiFi OBD2アダプタ(V1.5)——楽天で1,980円・送料無料。iPhoneで使うなら必ずWiFi版を(安いBluetooth版はiPhone非対応です)
  • LeafSpy Pro——iPhoneアプリ・3,000円(買い切り)。日産のEVのバッテリー情報を読む定番アプリです(App Storeで見る

私が買ったのはこちらです(PR)🔌
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正直なところ、1,980円の格安アダプタで本当に動くのか半信半疑でした。というのも商品ページには「電気自動車はサポートしません」とすら書いてあります。でもこれは一般的な診断アプリ(エンジン回転数などを読むもの)の話で、LeafSpyは日産EV専用の通信を直接使うので別物ということです。まあ結果は——ちゃんと動きました👏

📱 接続でつまずいた3つのポイント

手順自体はシンプルです。①運転席足元のOBD2ポートにアダプタを挿す → ②車をREADYに → ③iPhoneのWi-Fiをアダプタ(WIFI_OBDII)につなぐ → ④LeafSpy起動。ただ、実際は3回つまずいたので、これから試す方のために正直に書いておきます。

  1. iPhoneが勝手にWi-Fiから離脱する——アダプタのWi-Fiはインターネットに繋がっていないため、iOSが気を利かせて(余計なお世話…)モバイル回線に戻してしまいます。解決策は機内モード✈️。機内モードON→Wi-Fiだけ手動でONにすると、逃げ場がなくなって接続が安定します
  2. 「接続できません」と言われる——アダプタを一度抜いて挿し直すと直りました。格安アダプタは一度失敗すると固まることがあるようです
  3. アプリの初期設定——LeafSpyの設定でアダプタのWi-Fi(SSID)を登録する必要があります。設定画面の「Register Current SSID as an OBDII Adapter」を1タップするだけでした

無事つながると、こんなふうに車の「中身」が丸見えになります。残量のkWh表示やバッテリー温度まで、メーターでは見えない情報だらけです👇

LeafSpyのSummary画面。残量13.6kWh・バッテリー温度・航続予測などが一目で分かる

🥁 運命の数字とご対面

LeafSpyのBattery Cells画面。SOH91.52%・急速充電67回・普通充電950回の実測表示(車台番号は加工で非表示)

接続して数秒、画面の上部に出たのがこの数字です(走行距離24,946km時点)。

項目実測値わが家の判定
SOH(バッテリー健全度)91.52%約2.5万kmでこの残量なら優秀
急速充電回数(QC)67回😳 想像よりは多かったかな💦
普通充電回数(L1/L2)950回ほぼ自宅充電で育った車
セル電圧のばらつき14mV96個のセルがきれいに揃っている
12Vバッテリー12.96V健康

急速充電の回数については67回⚡️ 普通充電950回と合わせて見ると、前のオーナーさんは私たちと同じ「自宅でコツコツ充電する派」だったのでしょう。データから見えてきます。何百回と急速を繰り返した車だったら…という不安は、測った瞬間に消えました。

🔍 「急速充電が多い車」は実際どうなのか

ちなみに、ネット上には急速充電をヘビーに使い込んだサクラの実測例も公開されています。ある個体は急速444回でSOH91.6%、その後764回まで増えてもSOH90.28%——つまり急速を320回も追加して、劣化はわずか1.3ポイント。

この例と自分の車の数字を並べて分かったのは、サクラのバッテリーは思っている以上にタフだということ。バッテリーが小さいぶん急速充電でも充電の勢い(負荷)が穏やかで、劣化がゆるやかなようです。「中古EVは怖い」のイメージ、データで見るとだいぶ印象が変わりませんか?

📊 セル電圧という「隠れた健康診断」

日産サクラの96セル電圧グラフ。ばらつきはわずか14mVで弱ったセルなし

電圧の分布をヒストグラムで見ても、離れ小島はゼロ。全セルがひとかたまりです👇

セル電圧のヒストグラム。全セルが13mV幅に収まる健全な分布

SOHと並んでチェックしたいのがセル電圧のばらつきです。サクラのバッテリーは96個のセル(電池の最小単位)の集合体で、1個でも弱ったセルがあると全体の足を引っ張ります。中古EVで本当に怖いのは、実はこの「1個だけ死んでいる」パターン。

わが家のサクラは96個の電圧差がわずか14mV(0.014ボルト!)に収まっていて、離れ小島になっている弱いセルはゼロ。真夏の32℃でもバッテリー温度センサーは3つとも均一でした。

⚠️ やってみて分かった注意点

  • 使い終わったらアダプタは必ず抜く——挿しっぱなしは微弱に電気を消費し続け、12Vバッテリー上がりの原因になります
  • LeafSpyはリーフ用アプリなので、サクラでは一部の表示(外気温など)に癖があります。SOH・充電回数・セル電圧など肝心の数値は正確に読めました
  • アプリ設定でGPSログはOFF、車台番号を隠す設定(Obscure VIN)はONがおすすめ。スクショを共有するときに安心です
  • 測定は安全な場所に停車して。走行中の操作は絶対にNGです

📝 まとめ:5,000円で「見えない不安」が消えた

  • 1,980円の格安アダプタ+LeafSpy Pro(3,000円)で、中古サクラのバッテリー診断は自分でできた
  • わが家の中古サクラ(約2.5万km)はSOH91.52%・急速充電67回・セルばらつき14mV=安心して乗り続けられる結果
  • 急速764回の実測例でもSOH90%超——サクラのバッテリーは思っているよりタフ
  • これから中古EVを検討する方は、購入前に「SOHを見せてもらえますか」の一言を。それが難しければ、納車後にこの方法で答え合わせできます

※SOHなどの数値は測定時点・素人測定の参考値です。バッテリーの状態評価や購入判断は、日産ディーラーの診断(CONSULT)や販売店の保証内容もあわせてご確認ください。

半年後にまた同じ測定をして、劣化がどう進むか(進まないか)を定点観測していく予定です📈 毎日の電費・電気代はEVデータページで公開中です。

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