「雨の日って、EVの電費が落ちますよね」——EV乗りの間でよく聞く話です。私もずっとそう思い込んでいて、雨の朝はメーターの数字を見てため息をついていました☔

でも先日、わが家のサクラの走行記録(75日・3,864km分)を天気別に集計してみたら、予想とぜんぜん違う結果が出たんです。今日はそのデータをそのまま公開します📊

雨の日の道路を走る白い軽EVのイラスト。あじさいが咲く郊外の道

📊 まず結論:雨の影響は「約5%」だけでした

4月からの75日間を天気別にグループ分けして、加重平均の電費を出したのがこちらです。

天気日数平均電費
☁️ 曇り19日8.4 km/kWh 👑
☀️ 晴れ36日7.9 km/kWh
🌦 雨まじり(降ったりやんだり)11日7.9 km/kWh
☔ 雨・小雨9日7.6 km/kWh

雨の日と晴れの日の差は5%前後。たしかに雨は電費に不利(路面の抵抗が増える・ワイパーやライトを使う)なのですが、思っていたよりずっと小さい差でした。

そして意外なことに、いちばん電費が良いのは「曇り」なんです😳 これがこの記事の核心につながります。

🌡 電費を決めていた本当の主役は「気温」でした

「曇りが最強」の理由はシンプルで、曇りの日は気温がマイルドだから。同じデータを朝の外気温別に集計し直すと、はっきり見えてきます(気温を記録していた42日分)。

朝の気温日数平均電費
〜14℃8日7.7 km/kWh
15〜19℃14日8.0 km/kWh
20〜24℃16日8.5 km/kWh 👑
25℃〜4日6.9 km/kWh 🥵

きれいな山型カーブです⛰ 20〜24℃がスイートスポットで、そこから寒くても(暖房)、暑くても(エアコン)電費は落ちる。特に25℃を超えた途端の落ち込みが激しくて、ベストな気温帯との差は約2割にもなります。

新緑の並木道を快適に走る白い軽EVのイラスト。爽やかな気候

🥵 同じ通勤路が「実験」になった2日間

ちょうど今週、これを証明するようなことが起きました。まったく同じ通勤ルート・同じ一人乗車・どちらも雨なしの2日間で、こんなに差が出たんです。

気温電費1日の電気代
7月7日(曇り)21〜24℃9.3 km/kWh223円
7月9日(晴れ・猛暑)25〜37℃6.8 km/kWh302円

その差、−27%。雨の影響(−5%)の5倍以上です。犯人はもちろん、夕方37℃の炎天下でフル稼働したエアコンでした🌀

真夏の炎天下でエアコンを効かせて走る白い軽EVのイラスト。暑さでへばった表情

🔍 なぜ「雨」より「気温」なのか

  • 雨の影響=路面抵抗の増加・ワイパー・ライト点灯など。合わせても数%レベル
  • 気温の影響=エアコン・暖房は「走る」以外で電気を使う最大の装備。バッテリー自体も温度で効率が変わる

ガソリン車はエンジンの廃熱で暖房がまかなえますが、EVは冷やすのも暖めるのも全部電気。だから体感以上に、冷暖房が電費に響くんです。

💡 じゃあ夏はどうする?わが家の結論

  • できるだけ日陰・屋根のある場所に駐車する(乗り込み時の車内温度が全然違う)
  • 乗る前に窓とドアを開けて熱気を逃がす。冷やし始めの負荷が一番大きいので
  • そして……エアコンは我慢しない😄

最後のが一番大事です。猛暑日のエアコン全開で増えた電気代は、快適な日との差で1日79円(223円→302円)。79円をケチって熱中症のリスクを取るのは本末転倒です。「電費は落ちるけど、それでも1日302円」——これがEVの夏の実力だと思えば、むしろ安心材料ではないでしょうか🍧

📝 まとめ:75日のデータが教えてくれたこと

  • 「雨の日は電費が悪い」は本当。ただし影響は約5%と小さい
  • 電費を決める最大の要因は気温。ベストは20〜24℃、25℃超で約2割落ちる
  • 猛暑日は同じルートでも−27%。それでも電気代は1日302円
  • 冬の暖房はもっと落ちるのか?——❄️冬になったら続編で検証します

※本記事のデータは2026年4月〜7月のわが家(埼玉県・日産サクラ・通勤中心)の実測です。電費はメーターのバッテリー残量表示から算出しており、誤差を含みます。

毎日の走行データはEVデータページでリアルタイム公開しています。あわせてどうぞ🚗

👉 日産サクラの電気代、6月はいくら?1,703km走って7,130円の実データ公開
👉 軽EVの電気代、本当に安いの?サクラで17日間・約880km走ったリアルデータ
👉 日産サクラに3年乗って気づいたデメリット6つ

👉 気温は航続表示にも効いてきます。サクラの航続可能距離表示は何を見ている?メーター145回分の実測で正体を調べたもあわせてどうぞ🌡️