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前回の記事では「なぜ日産サクラを選んだのか」をまとめました。

今回は実際に乗り続けてわかった電気代と維持費の実数を公開します。「EVって本当に安いの?」という疑問に、我が家のリアルな数字でお答えします。

前提:我が家の使い方

数字を見る前に、前提条件を整理しておきます。

  • 通勤距離:往復78km × 月20日 = 月1,560km
  • 充電方法:自宅で夜間(23時以降)に充電
  • 電力契約:東京電力「電化上手」プラン
  • 夜間単価:28.85円/kWh
  • 実測電費:平均9〜9.5km/kWh

電化上手プランは夜間の電気代が安い代わりに、昼間は割高になるプランです。夜中に充電する使い方とは非常に相性が良く、EVのためにあるようなプランだと感じています。

⚠️ただし、この「電化上手」は現在、新規受付を終了しています。これからEVを買う方・自宅充電を始める方は、いま契約できる夜間割安・EV向けプランの中から選ぶことになります。お住まいの地域でどんなプランが選べるかは、電気料金比較サイトでまとめてチェックできます。

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月の電気代はいくらか

実際に計算してみます。

バッテリー容量は20kWh。充電効率は約88%(充電時のロスを考慮)です。

計算ステップ数値
月間走行距離1,560km
平均電費9.3km/kWh
月間消費電力167.7kWh
充電効率込みの充電量190.6kWh
夜間単価(28.85円/kWh)
月間電気代(充電分)約5,500円

月5,500円。年間にすると約66,000円です。

ガソリン車で同じ距離(月1,560km)を走った場合と比べてみます。燃費15km/L、ガソリン代169.2円/L(2026年6月時点)で計算しています。

サクラガソリン軽
月の燃料費約5,500円約17,600円
年間の燃料費約66,000円約211,200円

燃料費だけで年間約14.5万円の差があります。

年間維持費をまるごと比較する

燃料費以外のコストも含めた年間維持費の全体比較です。

項目サクラガソリン軽
燃料費66,000円211,200円
軽自動車税10,800円10,800円
エンジンオイル交換等0円15,000円
車検費用25,000円35,000円
タイヤ交換(年換算)20,000円15,000円
年間合計121,800円287,000円

年間の差額:約165,000円

EVはエンジンオイルや補機類のメンテナンスが不要なので、点検・消耗品のコストがほぼゼロです。車検も構造がシンプルなぶん安く済みます。

タイヤだけは注意が必要

一点、ガソリン車より不利な項目があります。タイヤの減りが早いことです。

原因は2つ。

  1. 車重が重い:バッテリーを搭載しているため、同クラスのガソリン車より重い
  2. EVの瞬間トルク:発進時に大きなトルクがかかり、タイヤが削られやすい

実際、縁石でパンクしたのをきっかけに4本まとめて交換することになり、6万円かかりました

タイヤ交換の費用はガソリン車より高めに積んでおくほうが安心です。比較表には年間20,000円(ガソリン車は15,000円)として計上しています。

補助金75万円はいつ回収できるか

購入時に受け取った補助金75万円。これをランニングコストの節約で回収するとしたら何年かかるか計算してみます。

750,000円 ÷ 165,000円/年 ≒ 4.5年

約4〜5年で補助金相当額の節約が達成できる計算です。

ただし、これはあくまでランニングコストの差だけで見た場合。サクラとガソリン軽の車両価格差や、補助金を引いた後の実質購入価格との比較で考えると話は変わってきます。そのあたりは別の記事でまとめる予定です。

ちなみに:軽自動車税の優遇も大きい

税金面でも購入直後は優遇があります。

年目軽自動車税
1年目(購入年)0円(免税)
2年目2,700円(グリーン化特例75%減)
3年目以降10,800円(通常税率)

1〜2年目だけで通常比較して約19,800円の節税になりました。小さいようで、じわじわ効いてきます。

まとめ

年間コスト
サクラ約121,800円
ガソリン軽約287,000円
節約額約165,000円

EVは「高い」イメージがありますが、維持費で見ると明確に安い。特に毎日一定距離を走る通勤用途との相性は抜群です。

次の記事では、もう少し踏み込んだ話——1台目が廃車になり、中古サクラを150万円で買い直した経緯——をまとめます。