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「サクラってどうなの?デメリットは?」

購入前に調べた記憶があります。そのとき出てきたのはスペック表の比較や、試乗レビュー内装の紹介ばかりでした。それもそう、発売したばかりなのですから数年乗ってみた感想等はあるはずもありませんからね😅

だから今回は、実際に3年・約2万km以上走ってきた立場から、デメリットだけを正直に書いていきます。もちろん最後には「それでも買ってよかった」という結論にはなりますが、それはデメリットを知った上で判断してほしいからです。

ひとつだけ先に言っておきたいことは、

サクラ(EV)は”車”だけど、ガソリン車の延長線上にない乗り物です。

ガソリンスタンドに寄れば数分で満タン、という感覚は通用しません。充電には時間が必要で、使う場所によって支払い方法や料金も変わる。

「なんか思ってたのと違うなぁ……」と感じる人の多くは、ガソリン車と同じ感覚でEVを選んでしまっているのではないでしょうか。

逆に言えば、自宅で充電できる環境さえあれば、スタンドに寄る手間も時間も不要になります。もちろん自宅充電以外の充電方法を否定するわけではありません。乗り方を理解した上で目的に合った乗り方ができれば、これほど快適で経済的な車はないと思います。

以下のデメリットは、その”違い”を理解していないと詰まるポイントです。

🌧️ デメリット① 雨が降ると電費が激落ちする

寒い日は電費が落ちることは知っていましたがデータを取ってみて改めてみると顕著に出ました。

下の表はある日の通勤データです。

区間天気気温電費
行き(朝)曇り14℃10.0 km/kWh
帰り(夜)13℃6.2 km/kWh

同じ道を、同じ運転スタイルで走った。それなのに電費が38%も悪化した。

一番の原因は暖房です。サクラのエアコンは24℃オートに設定してるのですが、気温が下がって雨が降ると、暖房が本格稼働する。電気ヒーターは大飯食らいで、走行用の電力を容赦なく奪っていきます。

ガソリン車のエンジン廃熱を暖房に使う仕組みと違い、EVは暖房のためだけに電気を使います。冬や雨の日は「電費が悪い日」として最初から覚悟しておく必要があります。

対策:気温が低い日は、出発前に自宅充電しながらタイマーエアコンで車内を暖めておく、又は暑い日は同じくタイマーエアコンで車内を涼しくしておくことが有効です。ただし、その分の電気代は当然かかりますので充電している時間帯によっては夜間電力時間外の電気料金が発生する場合があるので注意が必要です。

🛣️ デメリット② 高速道路を使うと電費がガクッと落ちる

普段の通勤(信号あり・一般道)では9〜10 km/kWhほど走ります。ところが高速に乗ると話が変わってきます。

実測データが下記の表の通りです。

区間速度帯電費
一般道(職場近く)〜60km/h9.7 km/kWh
高速道路約80〜100km/h6.6 km/kWh
速度別(体感)80km/h8〜9 km/kWh
速度別(体感)90km/h7〜8 km/kWh
速度別(体感)100km/h6〜7 km/kWh

高速区間49kmを走った結果、平均6.6 km/kWh。一般道と比べて約30%の悪化だ。

バッテリー残量20kWhのサクラで満充電から走れる距離は、一般道なら良くて170km程度。高速メインなら110〜120kmに縮む計算になる。

「目的地まで高速で100km」という場合、残量に余裕を持って出発しないと途中の急速充電が必要になる。

⚡ デメリット③ 急速充電は「高い・遅い・少ない」

先日、イオンモールの急速充電器を使い充電したのですが、

  • 充電量:40%→86%(46%分)
  • 時間:30分01秒
  • 金額:1,485円(WAONで支払い)

30分で1,485円。普通充電(自宅)なら同じ電力量で約230円だ。約6倍のコスト差があります。

充電器の数が少ないのも痛いです。人気のショッピングモールでも急速充電器は1〜2台しかないことが多く、先客がいると30分は待つことになります。

詳しくは充電カードは必要か?イオン急速充電レポートも参考にどうぞ。

📦 デメリット④ 荷物が多い遠出には向かない

軽自動車のボディサイズに、バッテリーを床下に搭載しているため、荷室はコンパクト。家族4人で温泉旅行に行くなら、荷物の量をかなり絞る必要があります。

先日も米袋2袋(約60kg)を積んで一般道を約80kmを走ったときの電費は8.5 km/kWh💦荷物なしの同条件と比べると5〜10%悪化しました。

🔌 デメリット⑤ 充電を「忘れる」と詰む

先日うっかり充電ケーブルを挿し忘れてそのままの状態で朝を迎え出発。出発時点で67%のバッテリー。通勤での往復には足りるが余裕はない。なのでエアコンをオフにして走りました。

正直に言います。詰みます。

ガソリン車なら「ガス欠しそうだったらスタンドに寄ればいい」で済む話ですが、EVはそうはいきません。急速充電スポットが近くになければ即アウトだし、あったとしても最低でも数十分は待つことになります。帰宅したら即ケーブルを挿す!これを習慣化するまでが最初の壁だと思います。スマートフォンの充電忘れについては移動しながら車内で充電、電車であればモバイルバッテリーで対応できますがEVはそうはいきません。

💡 ちなみに「挿し忘れ」と「ケーブルの劣化」は、グッズである程度対策できます。我が家が3年使っている定番はこの3つ👇

使用感の詳細は自宅充電だけで3年過ごせた我が家の実態で書いています。

🔧 デメリット⑥ 整備・メンテの感覚が変わる

これはデメリットというより「違い」に近いが、知らないと戸惑うことだと思います。

ガソリン車では当たり前だったオイル交換が、EVにはありません。エンジンがないから当然ですが、年1〜2回、1回当たり3,000〜5,000円かかっていた出費がなくなる。

ただし、「整備が少ない=何もしなくていい」ではありません。

項目ガソリン車サクラ(EV)
エンジンオイル交換年1〜2回必要不要
ブレーキパッド消耗する回生制動のため長持ち
タイヤ交換必要必要(重い車体のため注意)
12V補機バッテリー必要EVにも存在する(要交換)
駆動用バッテリーなし劣化管理が必要
ウィンドウォッシャー液補充が必要補充が必要(ガソリン車と同じ)

特に「12V補機バッテリーがある」ことは盲点になりやすい点です。EVは走行用の大きなバッテリーとは別に、電装系を動かす補機バッテリーを搭載している。これが上がると車が起動できなくなります。

ガソリン車と同じ感覚で「オイル交換してるから大丈夫」とはなりません。EVならではのメンテナンスの概念を理解しておくことが大切です。

📊 まとめ:6つのデメリットと対策

デメリット深刻度対策
雨が降ると電費悪化★★★★☆余裕を持った残量で出発
高速で電費が落ちる★★★☆☆充電スポットを事前確認
急速充電が高い・少ない★★★☆☆遠出は計画的に
荷物が多い遠出に弱い★★☆☆☆荷物を選ぶ旅行スタイルに
充電忘れは詰む★★★★★帰宅即ケーブルを習慣に
整備・メンテの概念が変わる★★☆☆☆EVならではの管理ポイントを把握

💡 それでも、私はサクラを選択

6つのデメリットを正直に書きました。でも結論は、私はサクラを選択です。

乗り始めたころは感覚だけでしたが、最近電費のデータを記録し続けて、毎日の電気代を計算、ガソリン車との差額を積み上げていくうちに——実感が数字になって大きなインパクトを受けました。

通勤1日あたりの電気代は約230円。同じ距離をガソリン車(15km/L・レギュラー162円)で走れば約680円。差額は1日あたり約450円。月20日換算で約9,000円。年間で約11万円。3年間では約32万円の節約になります。

「たぶん安くなってるだろうな」という感覚は持っていましたが、実際に数字に出してみて初めて、その差の大きさが実感に変わりました。

EVはガソリン車の延長線上にあるものではなく、乗り方を選ぶ必要があるし、合う人と合わない人がいると思います。でも毎日の通勤・近距離移動がメインなら、サクラのような軽EVは一つの選択肢として最適だと思います。