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日産サクラに乗り始めて3年。「ガソリン車より電気代が安い」という感覚はずっとありました。でも感覚は感覚。実際にどれくらいかかっているのか、数字で見たことはありませんでした。
そこで4月22日から毎日、走行の度に記録をつけることにしました。
記録した項目は
気温・バッテリー残量・走行距離・天候・乗車人数・利用目的
これを出発時と到着時、それぞれ記録します。地道な作業ですが、これをやることでバッテリーの減り方から実際の電力消費量を逆算できます(この計算方法については別記事で解説しています)。

📋 前提条件
データを取るにあたって、以下の条件を統一しました。乗車人数や目的がバラバラでも、ここだけは固定です。
| エアコン | 24℃設定・フルオート一定 |
| 走行モード | ECOモード+e-Pedal常時ON |
| 充電 | 毎日23時以降の深夜電力(28.85円/kWh) |
エアコン設定を固定したのは、乗る人数や目的が変わっても比較できるようにするためです。
⚠️なお、この単価で充電できる東京電力「電化上手」は現在、新規受付を終了しています。これからEVの自宅充電を始める方は、いま契約できる夜間割安・EV向けプランから選ぶことになります。お住まいの地域で選べるプランは、電気料金比較サイトでまとめて確認できます。
📊 17日間のデータ一覧
| 日付 | 天気 | 気温 | 距離 | 電費 | 電気代 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4/22 | 曇り | 10→21℃ | 68km | 9.4 / 9.5 | 236円 | 帰りに子供のお迎え |
| 4/23 | 曇り→雨 | 14→13℃ | 63km | 10.0 / 6.2 | 269円 | 雨+暖房で38%悪化😨 |
| 4/24 | 曇り一時雨 | 20℃ | 7km | 10.4 | 22円 | 休日・市内少し |
| 4/25 | 晴れ | 15℃ | 41km | 7.1 | 190円 | 妻運転・子供送迎 |
| 4/26 | 晴れ | 15→22℃ | 47km | 7.3〜9.4 | 183円 | 家族4人・温泉ドライブ |
| 4/27 | 雨 | 13→16℃ | 46km | 6.3 / 7.1 | 216円 | ディーラー往復 |
| 4/28 | 晴れ | 14→26℃ | 45km | 7.9 / 8.6 | 184円 | 出張・直行直帰 |
| 4/29 | 曇り | 14℃ | 82km | — | 328円 | 子供送迎+駅お迎え |
| 4/30 | 曇りのち雨 | 14→15℃ | 52km | 8.7 | 197円 | 通勤のみ |
| 5/1 | 雨(終日) | 11→17℃ | 72km | 7.4 / 6.6 | 341円 | 暖房使用 |
| 5/2 | 晴れ | 17→21℃ | 62km | 8.6 / 8.6 | 236円 | 通勤のみ |
| 5/3 | 曇り | — | 0km | — | — | 未走行 |
| 5/4 | 小雨 | 18→23℃ | 19km | 5.9 | 105円 | 子供送迎 |
| 5/5 | 晴れ | 14→18℃ | 93km | 9.7 / 6.9 | 1,485円※ | 高速+急速充電で帰省 |
| 5/6 | 晴れ | 22→24℃ | 92km | 8.5 | 367円 | 実家→自宅・一般道 |
| 5/7 | 晴れ | 17→24℃ | 63km | 9.4 / 8.6 | 229円 | 通勤 |
| 5/8 | 曇り | 20→22℃ | 31km | 7.1 | 144円 | 市内買い物 |
※5/5の電気代はイオンでの急速充電代(1,485円)。急速充電の使い方や料金については別記事で詳しく書きます。
🌧️ 発見①:寒い雨の日は電費がガクッと落ちる
3年乗っていて感じていたのが、冬の暖房と高速走行での電費の悪さです。
ガソリン車はエンジンの廃熱を利用して車内を温めますが、EVは電気で直接暖房を動かします。暖房に使った分だけバッテリーが減る、ということです。
今回のデータで一番わかりやすかったのが4/23の帰り。行きは10.0km/kWhだったのに、帰りは雨+気温13℃で暖房を使ったら6.2km/kWhまで落ちました。同じ道を走って、たったそれだけの条件の違いで38%も悪化したわけです。
5/1も雨が終日続いた日で、6.6〜7.4km/kWh。気温が低くて雨が降っている日は要注意だと改めて実感しました。
ちなみにエアコンは24℃設定で統一していたので、暑い日のクーラー使用については今回のデータには含まれません。真夏のデータも引き続き記録していきます。
🚗 発見②:ひどい渋滞より「中途半端な渋滞」の方が電費が悪い
通勤で毎日乗るようになって気づいたことがあります。
ストップ&ゴーが電費が悪い!というよりも、
中途半端に止まった後に加速する走り
の方が電費を悪化させているということです。
完全に詰まっているひどい渋滞のときは実はあまり悪くならない。ところが「30km/hくらいで流れていて、頻繁に止まる」という状況が一番消費が激しい感覚があります。
これには物理的な理由があります。
EVにはe-Pedalや回生ブレーキがあって、減速・停止するときに電気を回収できます。ところが中途半端な速度で減速すると、回収しきれないまままた加速しなければいけない。「使ったけど回収できなかった」が積み重なっていくわけです。
逆にのろのろ運転の完全渋滞は、加速エネルギー自体が小さく、完全停止が多いので回生でほぼ回収できる。だから意外と悪くない。
これはガソリン車でも同じことは言えますが、EVの方がより顕著に感じました。
もう一つ余談ですが、サクラは同じ日産の軽ガソリン車・デイズをベースにしていますが、バッテリーを搭載している分約260kg重いです。重い車体を動かすにはそれだけエネルギーが必要なので、加速が電費に与える影響はさらに大きくなります。
💰 17日間の電気代、いくらだった?
さて、本題です。
17日間・883km走って、自宅での充電コストは合計3,247円でした。
これを同じ距離でガソリン車と比べると——
| 🔋 サクラ(自宅充電のみ) | 3,247円 |
| 🚗 うちのエクシーガ(実燃費9.5km/L・162円/L) | 約15,000円 |
| 🚙 新型プリウス(実燃費24km/L・162円/L) | 約5,950円 |
エクシーガとの差は約12,000円。正直ここまで差があるとは思っていませんでした。
そして驚いたのがプリウスとの比較です。燃費がいい車の代名詞であるプリウスと比べてもサクラの方が安い。しかもプリウスは車体価格が360万円〜、2台目サクラは中古車で約150万円で買えました。
「感覚で安いだろう」と思っていたものが、数字にして初めて「ここまで安いとは」と実感しました。
💰 発見③:通勤手当より電気代の方が安い
コストの話でもう一つ。実生活に直結することを書いておきます。
毎月の電気代(燃料代相当)が、通勤手当を大幅に下回っています。
17日間・883kmで約3,250円という実績から、通勤利用に絞って月換算すると4,000〜5,000円程度になります。仕事以外の送迎や買い物も使ってもまだ手当の範囲内という状況です。
通勤手当の範囲で毎月EVを自宅の深夜電力帯で満充電できて、さらにお釣りまで来るのが正直な実感です。
⚠️ EV通勤の前に確認しておくこと
ひとつ注意点があります。
EVで通勤する場合、職場が通勤手当を支給してくれるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
私の職場に確認したところ、「通勤距離だけを見て判断するためガソリン車と同じ扱い」とのことで問題ありませんでした。ただ企業によっては「EVは別扱いで手当なし」というルールを設けているところもあるそうです。乗り換え前や転職後など、一度確認しておくと安心です。
📍 まとめ
| 条件 | 電費の傾向 |
|---|---|
| 晴れ・春の気温 | 8.5〜10.0 km/kWh |
| 雨+暖房使用 | 6.0〜7.5 km/kWh |
| 高速道路 | 6.6〜7.9 km/kWh |
| 市内ストップ&ゴー | 7.0〜8.5 km/kWh |
- 気温と天気が電費に直結する。寒い雨の日は2〜3割悪化すると思った方がいい
- 中途半端な渋滞が一番電費を食う。完全渋滞の方がまだマシ
- 燃料コストの安さは本物。感覚ではなく、数字で証明された
引き続き毎月データを取っていきます。梅雨・真夏・冬と季節が変わるにつれて電費がどう変わるか、同じデータで追いかけていく予定です。🚗💨
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